【ゆゆゆ関連 01】「結城友奈は勇者である」を見ている

今期唯一見てるアニメです。
ついったーでは長い名前を書くのが面倒(あと、「紐緒結奈は勇者である」ってかきまちがえそうになる)ので「勇者部」って書いてますが。

8話までの内容を思いっ切りネタバレしてるので、「続きを読む」の上にネタバレシールド用アフィリエイトリンクまで張りますよ。
ニコニコ動画、Gyao!、dアニメストアで1~8話振り返り上映会が予定されているようです。

最後のはスピンオフのWEBコミック(の書籍化)。今検索して知った。

さて、まずはたまごまごさんのこちらの記事を読んで頂きたい。
アニメ「結城友奈は勇者である」の徹底したバリアフリー描写が凄い

異様に行き届いたバリアフリー環境は、つまりそれだけ必要とされているから。今現在のリアル日本よりも。
加えて、満開→散華、その末にある姿が8話で登場する。
最近読んだ江戸川乱歩の短編「芋虫」を思い出した。
傷痍軍人、という単語が頭に浮かぶ。徹底されたバリアフリーは傷痍軍人がかなりの人数存在する世界を見越して作られているのか。
(補足しとくと、「芋虫」は傷痍軍人がどうのというよりエロスな話だと思いますが)

満開、散華、といった単語からはどうしても太平洋戦争の特攻兵器、桜花が思い出される。
東郷、乃木という名前もわざとそうしてるのか。
そう考えると、大赦・神樹・樹海化あたりも何かの暗喩なのか。

東郷さんはおそらく過去にも勇者となってバーテックスと戦っていたのだと思う。精霊の数が多いのはそのためだろう。
代償は脚、もしくは記憶。
その時に仲間だった人が乃木さんではないだろうか。というか、乃木さんの言う「わっしー」が今の東郷さんでは。(これは予想というか単なる邪推。いや、それ言ったらこの記事自体が邪推の塊ですが)
乃木さんのセリフ「痛みはないよ、敵にやられたものじゃないから」のところで東郷さんの全身、特に脚の部分をアップにするカットがある。

犬吠埼樹(妹の方)は歌う楽しさを覚え、将来の希望を持った矢崎に声を奪われている。これも伏線でないとは思えない。

小粋に邪気眼を気取っているが、親の仇であるバーテックスへの戦意が最も強かったのは部長(犬吠埼姉の方)である。
妹の将来の夢と、乃木さんの存在を知った時に一番衝撃を受けるのは間違いない。

夏凛は自分だけ後遺症を患っていないことに焦りと負い目を感じている。精霊が増えていない≒後遺症なし≒活躍していないと考え込んでしまった夏凛が暴走してさくりと退場、もしくは大怪我を負わないかが心配だ。

一番行動が読めないのがタイトルロールでもある結城友奈。
乃木との対面では明らかに恐怖をおぼえていた。そこからの行動は分からない。恐怖のままに行動出来なくなってしまうのか、自己犠牲上等で敵に立ち向かってボロボロになってしまうのか。
後者は本当に外れて欲しいと思う。

しかし、こういった要素だけを抜き出せばものすごく暗い鬱アニメになりそうなものだけど、そうはなっていないのが、このアニメのスゴいところなのだろうと思う。
夏凛が仲良くなっていく過程や、海辺でのつかの間の休息。不安を覚えつつも、その時その時を精一杯楽しむ少女達は、本当に強い。
ゆるい勇者部五か条にも安堵を覚える。

このアニメが幸せなエンディングを迎えられることを願ってやみません。

しかしこう、番組中のCMでゲーム化されるのが決定されているのだが、このストーリーを忠実に再現したら、恐ろしく気が滅入るゲームになりそうなんだけど。
弾数制限のある必殺技(満開)を使用すると、戦闘後にガンガン後遺症が増します。かといって、敵を野放しにしてたらものすごい勢いで町中が不幸に見舞われるというね……なんという鬱ゲー。

なんというかね、タチの悪いアニメを見始めてしまったというのが正直なところ。

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