2週間ばかし前に人造乙女博覧会IVに行ってきた。
会期はちょうど今日、8/23まで。つまりあと数時間でイベント終了。感想を書くタイミングが悪いにも程がある。
一般の人は写真撮っちゃダメなので、Engadgetさんの記事を合わせて読むと良いかと。
2016年の4/26~5/22にも「人造乙女美術館」と方向性を変えて行われたようですね。こちらには残念ながら不参加です。
- 【人造乙女美術館】オリエント工業の超絶美しいラブドールは「不気味の谷」を飛び越えたか!? – ロボログ powered by gooブログ
- 「人造乙女美術館」 | 弐代目・青い日記帳
- オリエント工業×日本美術 ラブドールの新たな魅力に挑んだ「人造乙女美術館」 銀座ヴァニラ画廊で開催中 – ねとらぼ
客層は意外とカップルや女性が多く、やらしいおっさんとか、いかにもオタでございますという人はいなかった。
いや、いたな。俺が。
俺は置いとくとして、大槻ケンヂが言うところの「不必要にヒラヒラのついた服」を着てる人などサブカル系の客が目立つ。もらったチラシとか見た感じ、ヴァニラ画廊というところがそういう場所なのかもしれん。中野ブロードウェイとかロフトプラスワンとかそういう系の。いや俺行ったこと無いけど。
ラブドールは顔が命!と言わんばかりにとにかく顔の造形が予想以上にスゴいです。特に目。目の部分が何で作ってあるのかは分からんけど、人形らしさを残している顔立ちに比べて、本当に目がリアル。
他の腕とか脚とかはなんだかんだ言っても、やっぱりゴムなんですよ。プラモデルのバリのような形成痕もちょっと見えるし。肌はもちろん、爪なんかも素材の元の色1色だけだしね。マニキュアとかネイルチップで飾らないと、そこらへんはやっぱり作り物感がある。
が、しかし、顔はガチ。作る側の本気度が顔だけズバ抜けてる。
ドールは全体的に身長低め。130~140cm前後が多いのかな。ホンダのASIMOも見る人に威圧感を与えないために、身長130cmだと聞く。
そのサイズのちっこさと、身につけている衣装やシルバーやブロンドという髪の色も相まって、第一印象はまるで天使や妖精のよう。
……まあ、股間にはオナホ装着可能なんですが(台無し)
ドール本体以外にも、写真だとかオリエント工業の年表だとかが飾られてるわけですけど、そんなもん、実物のドールが目の前にあるんだから、まったく頭に入ってきやしません。
しかし、Engadgetさんの写真の背景の写真(ややこしい)にも一部写ってるけど「ドールをイスやテーブルとして使う」という趣向はイマイチ良くわからない。AVとかエロマンガにもそういうジャンルのヤツがありますが、ちょっとこの趣味は理解不能。
このイベントはそんなに広くない部屋2つを使っていて、1部屋目が天使(ジュエル)がど真ん中に飾られてる部屋。
そして、2部屋目にはこのイベントで唯一お触り可のドール、やすらぎ(板倉まなみ)が真っ先にお出迎え。
ドールの隣にいる、ドールよりリアルな係員さん(当たり前だ)から消毒用のウェットティッシュを一枚もらい、手を念入りに拭き、ドールをさわります。
……いきなりドールの胸を揉む、ではなく、とりあえずそっと手をさわるジェントルマン(またの名をチキン)なわたくし。
手、やわこいです。めっさやわこいです!
次にほっぺた。やわこいです!落ち着け。
前述したように、顔というか目がめちゃくちゃリアルなので、ほっぺたつついてると、目がこっち向きそうな気分になってきます。
それでいて、いわゆる「不気味の谷現象」にはならない程度のデフォルメというか可愛らしさ。むしろ目線こっち下さいお願いしますというね。パーフェクトだオリエント。
ちなみに、オリエント工業のオフィシャルショップによると、視線移動オプションは10,000円、指関節可動オプションは48,000円とのこと。ドールの沙汰も金次第ですよまったく。
それはさておきおっぱい。
Engadgetさんの写真の通り、板倉まなみさんは下着を着用中。アンド、隣で係員のお姉さんが監視中。さらに、板倉まなみさんは3,4人の客を同時に相手にしてらっしゃいます。
ブラの中に手ぇ突っ込んでおっぱいわしづかみにするような勇気が俺にありましょうか。あるわけねえ!
……おっぱいの上の方だけちょろっと揉んで、太ももさわって、順路に戻りましたとさ。ああああなんというチキンな俺。マンツーマンだったら足の指をなめるところからフルコースやってたのに。いやそれもどうか。
ドールのおっぱいがどんだけリアルだったかって?人間のおっぱいなんて自分のしかさわったこと無いんだから比較のしようがないだろう!
チキンの上に逆ギレとかどうなんだ。
どうでもいいんだけど、3,4人の客を同時に相手にしているドール、というシチュエーションを目の当たりにして、「穴兄弟」だとか「輪姦モノのAV撮影してるみてえ」などと比較的ロクでもない事を考えておりました。複数人でのプレイとか俺には絶対無理だ。
それにしても。おさわりした時の感想が「うっわやばい」「何これやばーい!」「……やっべえ」と、男女問わずドールやばいbotと化しているのはちょっとおもしろかった。
そうだよなあ、やばいよなあアレ。写真で見るのと、実物を見るのと、さらに実物をさわるのとではそれぞれにものすごい差があるものだと痛感しましたよ。
「必要である」とか「役に立つ」とかではなくて、見た瞬間「欲しい!」ってあるでしょ、クルマでもロードバイクでもカメラでも超合金のロボでもなんでも。そういう類ですよアレは。
物欲を持て余す。物欲以外の欲も持て余す。嗚呼。
おまけ)
ドール揉みたい欲が高まり、会場を出てオリエント工業のショールーム(要予約)に見学希望を申し出たところ、「今日はもう予約でいっぱいです」とのご返答。
……みんな考える事は同じだね。
おまけ2)
そいや世界初のダッチボーイ「伊集院健」について何も触れてなかったなあ、黒歴史なのかなあと思って調べてみたところ、れっきとした他社製品でした。ハルミデザインズという会社。
ハルミデザインズのサイトはアニメgifとtableタグを多用した作りで、「あー、昔エロ雑誌に広告載ってたのこれだよ!ゆうこ!」というのもあり、ノスタルジックな気分になってしまいました。
なお伊集院健は廃盤になった模様。
おまけ3)
こういうドールを見ると必ず陽気婢先生の短編「さいこどーる」(えっちーず 3収録)と「YOU’re MINE」(えっちーず 2収録)を思い出す。
多分、そーいう目的のロボットが出てきたら秋葉凪樹(秋葉凪人)先生の「だいすきのかけら」(きらきら収録)を思い出すのだろう。
おまけ4)
知り合いの人妻の人から「ドリル(仮名)さん、私より巨乳!」と怒られたことがあります。
男の場合、通常それは単に「でぶ」と呼びます。