2016年にあったイベントとか色々 下半期

手帳見ながら思い出し書きのつづきです。7月以降。長めです。

7月

ローテローゼ ワイン試飲会@錦 コワーキングスペース・アライブ
私にアルコール耐性がまったくないのを改めて自覚。グラスに数mmだけ入れてもらったのを何回か舐めてるだけで顔真っ赤になって頭がくらくらするという。
でも、うまいドイツワインはうまいんだよねえ困ったことに。特に甘いデザートワインは大変にやばい。
それと、もやしもんにもそんなエピソードがありましたが、ワイン作ってる方々が本腰入れて作ったぶどうジュースやりんごジュースはすごく美味しい。もちろん値段もよろしいんですけどね。

ちなみに、ローテローゼさんが名古屋での試飲会を行うのは初ということで、割とてきとーに開催場所を決めたと伺いました。
隣の隣が風俗店というロケーション。さらに、このコワーキングスペース自体が同じ月に閉店しているという、なんとも言えない感じ。

帰ってきたヒトラー 観賞
「笑えるけど怖い」というような前宣伝だったと思うんだけど、怖いというより「こーいう人、今の時代でもある程度支持されちゃうんだろうなあ」みたいな諦めの感情になってしまいました。
ドイツ中を周るところはほぼドキュメンタリーに近い撮り方をしたそうで、ドイツの表現規制がよく分からなくなりました。ヨーロッパでは手を斜めに上げるだけでナチス式敬礼に見られてギョッとされる、みたいな話を聞いたことがあったんですが。
アンサンブル・ヴィヴァーチェ サマーコンサート2016@アートピアホール
ダニー・エルフマン映画音楽メドレー目当てで行きました。マーズ・アタック!の曲はやっぱりなかった……ですよねー。
「マイ・フェア・レディ」演奏の前に司会進行の人が、「日本での初公演は江利チエミと高島忠夫が主演で、二人とも亡くなってしまったので、今頃は天国でマイ・フェア・レディを演じて云々」という解説をして、高島忠生生きてるよな?という感じで客席が「ざわ……」という雰囲気に。
で、終演後にwikipediaでチェック。ご存命ですよねやっぱり。

全然関係ないけど、江利チエミ「ウスクダラ」はムーンライダーズとのコラボがお蔵入りになって、結果ライダーズのオリジナルアルバムとして『イスタンブール・マンボ』が産まれた、という逸話がありますね。

ポケモンGO 開始
今でもぼちぼちやってます。カビゴン手に入らないなあ。
あと、コダックがかわいくてゴルダックに進化させたくないので、もりもりとコダックのストックが増えております。
シン・ゴジラ(IMAX) 観賞
初日に行きました。スタッフロールの「終」マークまで気が抜けない(庵野なんだからいつぶっくら返すかわからん)のはありましたが、初めて初代ゴジラとタメ張れるんじゃねえかというすごいゴジラ映画でした。
詳細は別記事で→看板に偽り無し「シン・ゴジラ」
名古屋グルーヴィンサマー@オアシス21,ナディアパーク
無料のジャズフェスです。ライブハウスでの演奏のみ有料。
暑かったので、お茶行ったりかき氷食ったりしながら、ところどころつまみ食い(つまみ聴き?)する感じ。
覚えてるのがオアシス会場のLittle Hills Jazz OrchestraとFree Hills Jazz Orchestra。ビッグバンドの方々。ウェザーリポート「バードランド」がカッコ良かった。

ナディアパーク会場では大友玲子、中嶋美弥、名古路一也のトリオ。生で聴くウッドベースはたまらんです。こちらはビッグバンドとはまた違う、大人の雰囲気のジャズ。チック・コリア「スペイン」がすごく良かったなあ。
こちらの方々は、オアシス21近くのjazz inn LOVELYというお店によく出演なさってるそうで。一度行ってみたいものです。

しかしこのあたり、ジャズ喫茶があったり、ジャズバーがあったりと、やけにジャズ関連のお店が多い。

8月

愛知県吹奏楽コンクール プライマリー県大会及び県代表選考会 高等学校の部@名古屋国際会議場センチュリーホール
↑長い
プライマリー部門というのは人数が少ない学校向けの、自由曲のみの部門のようです→詳しくはこちら

県代表選考会は、東海大会→全国大会へ進む学校を決めるもので、課題曲と自由曲を2曲演奏します。こっちがメインですね。
んで、すべての学校ではなく前半半分くらいしか聴いていないんですが、愛工大名電の演奏は素人の耳で聴いても群を抜いて上手かったし、重厚感がありました。高校野球だけじゃなくて吹奏楽もすごいんですね、あの学校。
その愛工大名電も、全国大会では銀賞に終わっているようで。全国の壁は厚いのですな……

シン・ゴジラ(4DX) 体感
せっかくなので2回目は4DXで観賞、というか体感しときました。
座席がガコガコ動くのは遊園地のアトラクション感覚で面白いんですが、ミサイル撃つシーンで「プシュ!」とエアーの音(顔に空気が当たるようになっている)がして、若干間が抜けています。
カヨコが出てくるシーンで妙な香り(香水?)がしたり、バトルシーンでスモークが焚かれるなど、逆に映画に集中出来ないところも見受けられます。
あと決定的に残念なのが、シネスコサイズの映画だと、上下が狭まって、画面サイズがかなり小さく見えてしまう事。ビスタサイズの映画が多いご時世なのでそちらに最適化されるのは仕方ないんですが。

IMAXでも普通のでもいいから、映画館でもっかいくらいこの映画は見ときたいなーと思ってましたが、さすがに上映館減ってきましたね。つかもう3月にはDVD/BD出るし。

ガールズ・アンド・パンツァー 第2次ハートフル・タンク・カーニバル@パシフィコ横浜
テレビ版を一周、映画版も一回しか見ていない、という私ごときがここにいて良いのか。
チケットが2枚当選したということで誘ってくれた友人に感謝。

影アナ(携帯の電源切れーとかいうアレ)ではなく、蝶野正洋氏本人が生で登場して注意事項を伝えるという豪華仕様。あの、毎年大晦日に山崎邦正をなぐる蝶野正洋……(そこですか

大洗女子だけ(兼任も多いんですが)とはいえ、声優さんたちが多いので、自己紹介の一言だけでもものすごい時間がかかるという。
その中でもアンツィオ勢は特に人気があるようで、バレー部の近藤妙子兼アンチョビ役の吉岡麻耶さんの挨拶の際、「ドゥーチェ!ドゥーチェ!」というコールが客席から巻き起こっておりました。てか、私もコールに参加してました。(なぜかOVAのアンツィオ戦だけは3回見ているのです。一時期Amazon Prime Videoにあったし)
なんかねー、アンツィオの緩い雰囲気好きなんですよ。
特にペパロニ。あいつ絶対いいヤツですよ。もはや微塵もイベントと関係ない話になりますが、肋骨凹介さんの描くペパロニがすごい好き。

イベント自体は、例によって文科省の役人によって廃校の危機に陥った大洗女子を、戦車道すごろくで救う、という頭のネジがかなりの本数外れた感じのヤツでした(雑な感想)
すごろくのマスは、劇中のセリフの一部を隠して、それを当てるとか、安い紅茶のティーバッグと高級茶葉で淹れた紅茶を飲み比べて当てるとか。
途中でハーフタイムショーという事で、歌とあんこう音頭。
ハーフタイム後は「みんなの応援で、すごろくのコマを進めることができましたー!」。
なんという茶番w デパート屋上のヒーローショーを彷彿とさせます。
嫌いじゃないけどね、こういうのも、

んで、どちらかというと、ラストの最終章発表と、Enter Enter Missionの大合唱がイベントの大サビ。一緒になってサビ歌いましたよ。2番の歌詞も知らねえのに!

イベント関係者の方々や、チケットを譲ってくれた友人には申し訳ないのだけども、「もしこれが心底大好きなアニメで、続きが作られることが決定した」現場に居合わせたらどんなに嬉しかっただろうと思ってしまいました。
(10月、大好きなゆゆゆの続編発表があっただけに、余計ね)

ついでに横浜ラーメン博物館行ったり、横浜中華街でメシ食ったり、みやげ物とか雑貨の店を見たのも良い思い出です。
中華系の雑貨って、色鮮やかでいいんですよね。私の価値観だと「いかに春麗っぽいか」みたいなアレになるんですが。

MNPでキャリア変えつつ、iPhone5c→iPhoneSEに機種変
ポケモンGOとFallout Shelterが捗ります。
電話やメールやついったーは特に使い勝手変わりませんしね。

というかこれ、イベントじゃないだろう。

9月

スチューデント・ジャズ・フェスティバル@アートピアホール
これも無料のイベント。アートピアホールは無料のコンサートが多くてありがたいです。
こちらは小学生からおっさんおばさんまで幅広い年代のジャズバンドが参加しているイベントです。
あんまり長時間は居られなかったんですが、クラシックとロックの中間のような、思わず身体が動いてしまう音楽イベントは良いですね。

10月

Moonriders Outro Clubbing Tour@大須ell.FITS ALL
ムーンライダーズ40周年で、まさかの活動休止の休止。
まさかのライブハウスツアー。
まさかのツアー初日が名古屋大須。
まさかのライブ前日になっての会場変更(同じ建物の3F→1Fですが)
まさか尽くしのライブでございました。

思えば、名古屋でライダーズを見たのは20周年の時のツアーが最後。今回が40周年ライブなので、私にとっては20年ぶりの地元のライブだったのですね。

くじらさんが結構キツそうに見えたり、アンコールの時に慶一さんが「よーし、なんとか初日のアンコールまでこぎ着けたぞ……」と仰るなど、大丈夫かこのツアーと思ってしまいましたが、その後のライブの写真など見ると元気を取り戻しているようで安心しました。

……というか、大須以外のライブでは撮影タイムが設けられたり、アンコール曲が増えたり、あまつさえ、私が心の一位と決めている「プラトーの日々」が(フルコーラスではないものの)演奏されたりしたそうで。
我々はツアー初日という栄誉に預かる事は出来たものの、やっぱりちょっと悔しいw

ライブ自体も最高でしたが、ライブ後の超ミニオフ会のようなものも楽しかったです。
話は今体感したばかりのライブの感想から始まり、かしぶち哲郎さんの思い出話、高橋幸宏さん、P-MODELや平沢進さん、ライダーズメンバーによるジャニーズへの提供曲などなど多岐にわたり……
最終的にはなぜか昭和元禄落語心中の話に至るという話のぶっ飛び加減。意外なところに共通のツボがあるものですね。

聲の形 観賞
心臓が締め付けられるような、見ていてつらい映画でした。とても2回目を見ようとは思えませんでした。
出来が悪いわけではないのです。むしろ出来は素晴らしいんです。
大サビとも言える花火からの一連のシーンは、もう、どうすればこの子たちは幸せになれるんだろうと考えずにはいられませんでした。

さておき、結絃は初登場シーンから何から卑怯なほど可愛いですね。

ザ・ビートルズ〜 EIGHT DAYS A WEEK 観賞
この映画見るまで「日本のビートルズ態勢いくらなんでもやり過ぎじゃね?」とかお気楽に考えてたのですが、「ビートルズ怖い、特にファン怖い。できれば来日しないで」みたいな気持ちにもなろうというのが良く分かりました。

映画は「ビートルズのライブ活動」に焦点を絞っているので、1966年にライブツアーを止めてからは話が一気に伝説のルーフトップ・コンサートまで飛びます。どうせなら映画『レット・イット・ビー』も再上映されんもんでしょうか。

あと、「映画『ヘルプ!4人はアイドル』の撮影中はだいたいラリってた」はちょっとおもしろかった。リチャード・レスター監督の演出でぶっ飛んでるだけではなかったんですね……

ポッカレモン消防音楽隊@フラリエ
消防音楽隊が「バックドラフトのテーマ」を演奏する、というのが一種の持ちネタなのではないか、という気がします。
野外なので基本あんまり音が響かないんですが、トランペットのソロの人上手かったなあ。

11月

フォルクローレ音楽祭@フラリエ
「フォルクローレって『コンドルは飛んでいく』みたいなのんきなアレじゃろ?」って気軽に見に行ったら、なんかすごい人たちがいました。

前衛的。サイモン&ガーファンクル見に行ったらエイフェックス・ツインが出た、ぐらいの衝撃が。
サンポーニャという楽器は高音域(ソプラノとかアルト)の物は常識的なサイズなのですが、↑の動画では「レコントラ・トヨ」(たぶんダブルベースとかコントラバスという意味だと思う)という低音域の物なので、楽器というよりは竹馬とか竹箒を吹いているように見えます。
このド低音っぷりは動画では伝わらない気がする。

もちろん、のどかな曲やラテン系のカッコいい曲、切なげな歌などもあったのですが、この「グルーポ・バホ」というバンドがとにかく衝撃的でした。

メサイア演奏会@芸文コンサートホール
オラトリオ、というものを初めて聴きました。
エヴァとかでも使われてた「ハレルヤ」という超有名な歌がありますが、あの歌がメサイアの一部であることすら知らずに聴きに行くという蛮行。
コーラス部分は女子中高生(金城学院ですので)、ソプラノ・アルト・テナー・バスの各ソロパートは音楽教師とかそういう方が歌われていたようです。
またこのソロパートの方々の声量がすごいんだ。

なお、この演奏会の慣習なのか、メサイアの流儀なのかよくわかりませんが、ハレルヤの時だけ客席の皆さんが起立してました。
「えっ」とか思ってる間に曲が終わって全員着席。何だったの今の……と少々混乱してしまいました。

あと、長い演目を一本演る、という都合上、アンコールはなし。

12月

Ogaki Mini Maker Faire@大垣 ソフトピアジャパン・センタービル
1/1の装甲車の模型を作る人、貧乏ゆすりをする人型ロボットを作る人、ライトセーバーを作る人、ジェダイのフォースを鍛える装置を作る人、温度センサーとマイコンでビールを自宅の風呂で作る人、テスラコイルや8インチフロッピードライブでファミコンのテトリスやカービィの曲を演奏する人、リコーダーを並べてコンパクトなパイプオルガンでピタゴラ装置のテーマを鳴らす人、手のひらサイズのルーブ・ゴールドバーグ・マシンを作る人、デイリーポータルの人、テクノ手芸部の人、etc,etc…

とにかく、楽しくて作ってる人が多くて、ものづくり専門のコミケのようで楽しかったです。その内私も出てみたいなあ、出展側で。
何作ったらいいんだかさっぱり見当がつきませんが。

帰り道で、初めて岐阜タンメンの店に寄りました。これもまた美味。しばらくタンメンの美味い店を探すかも。

クリスマスはオルガンだ!@芸文コンサートホール
なんどめだ芸文コンサートホール、などというツッコミ入れたくなるほど行ってますね。
コンサート名が示す通り、パイプオルガンがメインです。それにサックスが2本という風変わりな構成。
サックス奏者の方が、まるでお笑いコンビのような軽妙なトークで、
「こちらのパイプオルガン、なんと裏では約6,800本以上のパイプが通っております。対して我々のサックスは2本。6,800本vs.2本でございます」などと。

前半はコラール(メロディ部分だけのシンプルな構成、ロックで言うリフみたいなもの?)と、2種類のアレンジバージョンを聴き比べる、という若干お勉強っぽい感じ。
隣の席のおっさんは開始3分くらいで寝ていました。早すぎないか、いくらなんでも。

後半はやや緩めにポップスや映画音楽を交えた方向性。
ニューシネマパラダイスのメドレーが良かったな。エンニオ・モリコーネつながりで、遊星からの物体Xとかやってくんないですかね。無茶か。
ラストのクリスマスキャロルメドレーと、アンコールの「主よ、人の望みの喜びを」は、まさにパイプオルガン無双。

ちなみに、パイプオルガンのパイプが何千本もあるのは、様々な楽器の音色っぽくしたプリセットボタンを切り替えて使っているからです。
トランペット風とか、オーボエ風とかそんな。MIDI音源のプログラムチェンジみたいな感じ。
オルガン奏者の横にお付きの方が一人付いて、プログラムチェンジと楽譜のページめくりを担当されていました。

なんかスーパーファミコンの音源を思い出しましたね。特にスクウェア風。あとファミコン版のウィザードリィとか。

オアシス:スーパーソニック 観賞
ロックスターの栄光と儚さを同時に感じました。

オアシスは名盤の2ndアルバム『(What’s the story)Mornig Glory』を産み出し、数十万人を動員するライブを成功させる。
しかし、メンバーのボーンヘッドとギグジーは脱退し、バンドは否応なしに変化していく。
この、オアシスが最高潮の瞬間を描き、映画はバッサリと終わる。

ロックバンドは長続きしない事がほとんどだと思う。ムーンライダーズやローリング・ストーンズが異常なのだ。
最高の瞬間から、いや、それ以前からオアシスの崩壊は始まっていて、崩壊していく様や、解散するまでの道のり、それすらも。むしろそれこそがオアシスだったのかもしれない。

THE YELLOW MONKEY SUPER メカラ・ウロコ27@ライブビューイング
2016年の〆め。初めてのメカラウロコ。私にとっては初めてのライブビューイングでもありました。

客席の人たちも、どの様に盛り上がっていいんだかよくわからないご様子。
総立ちでうおりゃー!ということはありませんでしたが、とりあえず曲が終わると拍手はしますよね、という感じで。

吉井さんも客席に向けても、ライブビューイング会場に向けても煽る煽る。
「イオン越ケ谷店ー!盛り上がってますかー!やってないと思うけどー!!」
もうわけわかわん煽りやらダジャレやらも含めまして。

「モラリティ・スレイブ」「ヴァーミリオン・ハンズ」がキレッキレだったり、『8』からは「聖なる海とサンシャイン」「SHOCK HEARTS」、『ジャガー・ハード・ペイン』の冒頭2曲、フリージアの少年、初期イエモンで私が大好きな「セルリアの丘」など、盛りだくさんで腹一杯な展開。

ライブでは逆に見ることのできないアングルでのアップの映像や、映画館の音響の良さなどもあって、すごく楽しめました。
ライブに行くのは、もちろん楽しいのですが、ライブビューイングもまた良いものですね。
DVD/BDでの映像を映画館で見ても、同じ様に楽しめそうです。

2016年はビートルズとオアシスのドキュメンタリーを映画館で見たわけですが、それにちかいものがあるかもしれませんね。

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