TWE-Lite DIPを買いました。
これを使うと無線通信(ZigBee)が簡単にできます。
Arduinoなどのマイコンから使うことも出来ますが、これ単体(最低でも親機と子機で2個は必要ですが)でも動作するし、TWE-Lite自体もマイコンなのでSDK使って中身を書き換えることもできます。
以下の記事は微妙に18禁なのでご注意……いや、18禁なのかこれ。これが年齢制限かかるなら、電動ハブラシは全部18禁になってしまうような。
まず親機(送信側)から。
実際にはTWE-Lite DIPはもうちょっと幅広(ブレッドボードで7つ分)なんですが、Fritzingでオリジナルパーツ作るのが難しいので汎用のICの絵です。
回路はシンプルです。アナログ入力用に10kΩの抵抗と10kΩの半固定抵抗を用意して、TWE-Liteのアナログ入力1につなぐだけ。
使っていないアナログ入力はVCCにつないでおくのが推奨されているようなのでそうします。
子機(受信側)はこんな。
ブレッドボードの画像がないのは、Fritzing上でのトランジスタのピン配列がおかしかったため。回路図ではちゃんとしてるんですが。
この回路図ではモータ動作用に5V(エネループ4本)を用意してますが、VCCの3Vをそのまま使っても構いません(その分振動は弱くなります)。
NPN型トランジスタ(SC1815)のエミッタ(「C1815」の刻印側から見て左のピン)をGNDに、コレクタ(真ん中のピン)をモータのもう片方につなぎます。
TWE-LiteのPWM出力1を抵抗経由でGNDに落としつつ、トランジスタのベース(右のピン)につなぎます。この2つの抵抗値によってモータにかかる電圧・電流が変わります。
本来なら計算して求めるんだと思いますが、ここではそこら辺に転がっていたやつをてきとーに使いました。
モータやリレーなどの電源ON/OFF時、逆起電力でトランジスタが壊れてしまう場合があるらしいので、一応トランジスタ→5V部分にダイオード(ここでは1N4148)を使います。
なお、トランジスタやFETを使わずにTWE-Liteの出力からモータに直接つなぐと、たぶんTWE-Liteがぶっ壊れるのでオススメしません。TWE-Liteに限らず、ArduinoやAVR、PICなどでもそうです。
TWE-Liteは初期状態でデジタル入力1~4とデジタル出力1~4、アナログ入力1~4とPWM出力1~4が連動するので、プログラムの必要はありません。
親機・子機ともに回路ができたら2機ともVCC,GNDにつなぎ、親機の半固定抵抗(アナログ入力)を上げていくと、連動して子機に接続したモータが動きます。
ローターとか使うのも生々しいので、ここではモータ部分に使わなくなった電動ハブラシを使っています。
問題点
- 親機からの通信が途切れた場合、子機が電池切れになるまで全力で動作する鬼畜仕様と化すこと
- 既成品の方が圧倒的に安いこと
追記)
@ImpactDrill GitHubにTWE-Lite DIPとTWE-EH Solarのパーツを置いておきました。 https://t.co/da7WT38JUq
— Fumitaka Osawa (@sour23) 2015, 8月 25
というやりとりを経て、「TWE-Liteではじめる カンタン電子工作」の著者様がFritzing用のパーツファイル(.fzpz)を公開してくれました。
ありがとうございますと感謝すると共に、このような記事から感謝を述べることを大変申し訳なく思っています。