『結城友奈は勇者である』ビジュアルファンブックが6月30日に発売するぞ! | 電撃G’s magazine.com
執筆:タカヒロ氏 挿絵:BUNBUN氏 による
新たな書きおろしイラストノベルが掲載されます。
「結城友奈は勇者である」勇者部活動生報告 第8回 – 2015/06/12 21:00開始 – ニコニコ生放送
期待。
公式だと30日が発売日なんだけど、Amazonだと27日になってますね。
BD/DVDは最終巻まで全部発売中。
つらつらと書いていきます。
対称構造について。
1話で樹海化警報がなった直後に、学校の外で風が吹いて木の葉が待っているのが止まる(時間が止まる)
友奈のモノローグ「この日、私たちの日常はいったん終わりました」
と
最終話で友奈が意識が取り戻して東郷さんの名を呼ぶ直前、止まっていた落ち葉が風に吹かれる(→止まっていた時が動き始める)
は対になっていると考えられそう。
もちろん葉の色から、春から秋に、山桜から秋桜(コスモス)に季節が変わっている事も示しています。
サブタイトルについて。
1話は「乙女の真心」(秋桜の花言葉)、最終話は「貴方に微笑む」(山桜の花言葉)であり、まず季節的に対称。
山桜が友奈なのはいいとして、では、秋桜は?。単に桜に対しての秋の桜と考えてもいいんですが、別の考え方もあります。
花言葉を離れて、英単語「Cosmos」として捉えると、これは「宇宙」や「秩序・調和(対称はChaos)」とも訳せます。このアニメを最終話まで見た状態だと、なんとも意味深。
(Vertexも、天文学では「(天球上の)天頂」という意味になる模様)
天の神による調和(cosmos)を乱す(chaos)のが人間や勇者?
あるいは、9話以降で反乱を起こした(chaos)風先輩や東郷さんに対して、調和を取り戻す(cosmos)友奈?
ここちょっとまだ考えられそう。
すこし話は逸れますが、易経の占い結果のひとつに「天地否」というのがあります(ガメラ3で知った)
映画の中では「天地否、それ滅びなん。天と地とが背きあう。滅びるかもしれん。平穏に見えても危機は直ぐ目の前にある」と出てくるんですが、「天地否、それ滅びなん」で調べても怪獣系のサイトしか出てこないので、これは多分意訳。
これ、勇者部シリーズそのまんまだなーと思いつつも無関係過ぎるだろうと思って書かずにいたのですが、BD/DVD6巻特典のゲーム中「犬吠埼樹の占い館」で易に触れている部分があって驚きました。樹、手広いな……
公式で触れてるということは、多少は関係があるのかもしれません。
なお、フランスでの桜の花言葉は「私を忘れないで」だそうで、これは最終話で太陽(獅子座の御霊)を押し返す時に現れた忘れな草(多分)の花言葉と同じ。