興味のなかった音楽を聴く その3

ドローン音楽とはなんぞや、という話でしたが、それとは一切関係ない話から。
こないだSomaFM: Digitalis聞いてたらPassion Pitが流れてたのでご紹介。

1stの『Manners』もEPの『CHUNK OF CHANGE』も聴いてるんですが、今挙げた2ndの『Gossamer』が一番回数聴いてます。
Passion Pitのレビュー見てると「歌詞が重い」ってのをよく見ます。まあ、そうなのかも知れませんが「パッと聞いて何言ってるのかよく分からん」というのは洋楽聴く上でありがたい点でもあるので、まずは美しい演奏と心地良いコーラスを楽しむのが良いかと。
5曲目の「Mirrored Sea」が一番好きかな。初めて聴いたのに、どこか郷愁を覚えるような切なげなメロディがいい。割とこういう旋律は日本人の好みに近い気がします。
AmazonのMP3iTunes Storeでもダウンロード販売してますが、CD買った方が安いようです。

さて、ドローン音楽。
アンビエントやチルアウト(単にチル、とも)などとも呼ばれます。細かいところは違うのでしょうが、ラジオ局としてはだいたいその辺のジャンルはひとまとめになってるようです。
(チルはリズム楽器が入ることが多い気がする)

※以下、音の出るリンク先が多いので注意
よく聞くのは前回も書いたSomaFMDrone Zone
それからAmbient Sleeping Pill
DI Radio[DI] Ambientなど。
聞いてみると分かりますが、リズムやテンポといった要素がほとんどなく、まったいらな音が延々鳴っている、という感じです。
その、よく分からない謎の音をぼーっと聞いているのが、心地良い。
時計のないところで聞いていると、時間間隔がなくなってきます。

ジップロックにスマートフォン入れて、風呂で延々と聞いてたりもしました。
冬場はお湯が冷めてくるし、元の温度を高くするとのぼせるのであんまり長湯できませんが、夏場は水風呂にしといて半日でも一日中でも入ってられます。
トイレ行きたくなったら出る、というか、それくらいしか出るきっかけが見つかりません。何しろ一曲の長さも分からなければ、どこで曲が切り変わったのかもよく分かりませんから。

時間感覚が分からん系音楽だと、フリージャズというのもあります。
私がよく聞いてるのはロシアのラジオ局Radio CapriceRadio Caprice FREE JAZZ
これも風呂で聴いたりする他、徒歩で出かける時、電車やバスで移動する時なんかに良く聞きます。
ただ歩くとか電車やバスに乗ってるのはつまらんのですが、自分の知らない音楽が流れているだけで、風景まで変わって面白くなってくるような気がするんです。
普段の移動はチャリなので当然音楽を聞いていませんが、それ以外の移動の時のネットラジオは、つまらない時間を楽しく変えてくれる手段の内の一つになります。

それだけに、というか昔っから思ってましたが、栄の繁華街や大須のアーケードで流れてる店内放送ならぬ街中放送?は少々気に食いません。BGMは自前で用意しますんで、デフォルトBGMかけてくれなくて結構。OSUには恨みは無いけど。押し付けられる音楽は勘弁。
チャリに乗ってる時は良く覚えている音楽、それこそムーンライダーズとかYMOとかDEVOとかKRAFTWERKとかを脳内再生しているので、やはり街中BGMは不要。アレはドラクエとかFFとかから現実への逆輸入なんだろうか>街中BGM

話が逸れた。

今回の記事書いて、DI RadioRadio Capriceも、チャンネル数がアホほど豊富なことに気付きました。
やはり、なんとなく思っていたことをこうやって文章にまとめてみて、初めて分かることってありますね。あとはこの文章読んで、同じように多ジャンルの音楽聞く人が増えると嬉しい。

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