香川行ってきた 食べ物編

一ヶ月とちょっと前、わすゆでは園子たちがエンジョイカガワライフ!している頃、一泊二日で香川行ってきました。
目的はもちろんロケ地巡りとうどんです。

今回は食べ物について。

メインの目的地。ゆゆゆの「かめや」の元ネタとなった「つるや」です。

縦長の看板は、表と裏で「つ」と「るや」の退色っぷりがコントラスト逆になっている。

にしても、うどん玉1個60円……近所に欲しい、こんな店。

店内の机の配置やメニューの文字なんかはまさにアニメのそのまんま(そのまんま過ぎて写真撮ってない)
初めて来たのにすごく見覚えがあるというヘンな感覚。

私はもちろん、友奈が食べていた肉ぶっかけうどん小(450円)。ついでにちくわの磯辺揚げ(80円)を注文。店員さんはかなりの早口で、「あつ?ひや?」って最初何聞かれてるのかよく分かんなかった。あ、冷たいやつでー。
厨房へ通すのも超早口で、なんだかニンニクアブラヤサイカラメとか言ってるように聞こえます。クロック早いな。

注文を終えて、水がセルフサービスなのに気づいて取りに行って、席に戻って来たら、すでに肉ぶっかけが席に置いてあるというハイスピードっぷり。

おでんなんかも選んでみたかったのだけど断念。目の前にあったら食っちゃうでしょ。
(つるや常連の方のツイートによると、入店→注文→水を汲んで着席、というのが良い流れなのだそうで。次回はそうしてみよう)

そいえば、勇者の章1話で出て来たかめやのショーケース。

こういう食品サンプルとか入ってそうなショーケースに、作り置きのおにぎりとかいなり寿司が置いてある、というのを香川ではよく見ました。友奈の後ろにあるおでん同様、これもセルフで席に持ってく訳ですね。なるほど、これが香川スタイル。

肉ぶっかけうどんの肉はどんだけ煮込んだのかというくらいよく煮込まれていて、旨味が強烈です。すなわち、肉がうますぎてうどんの味がよく分かりません。ゆゆゆファンとしてはともかく、初めて訪れるうどん店でこれはちょっと失敗だったかもしれません。次行ったらもっとシンプルなうどん食べよう。

あと、つるやの特徴。
ちょっと語弊があるかもしれませんが、つるやの魅力は「プロフェッショナルな職人が完璧なうどんを出す」という点ではなく「人ん家にメシ食いに来た」感じがする、という点だと思いました。アニメで何度も見ているせいもあって、初めて来た感じが全然しないってのもありますが。
残念ながら女子中学生数人のグループはいませんでしたが、部活帰りっぽい男子が1人で食べに来ていて、店員さんと仲良さげに話してました。なんかいいよなあこういう光景も。

うどんとちくわ天を堪能して、お会計。伝票なし、おでんの串の計算なし(普通はおでんは全品同じ価格で、串の数で精算する)
食べたものをレジにて「肉ぶっかけ小に、おでんが二本です」などと自己申告して支払うという、大変にアバウトな会計です。
このお店は性善説で出来ている……ゆゆゆのロケ地に選ばれるだけのことはあります。
なお、つるやのうどんは小でも結構な量があります。風先輩、これを5杯も6杯も食うのか……

続いては、「水曜どうでしょうイチオシのうどん」と、対決列島の四国大会で紹介されていたうどん屋、「山越」です。

この店は有名店だそうで、とにかく行列がすごかったです。とはいえ席数も多く回転も早いため、見た目のインパクトほどの長時間はかからずに入店。

釜玉うどんの元祖ということでメニューもほとんどは釜玉関連。お好みのうどんを注文して、トッピングを選び、レジで会計して、席に向かう……途中に「だし醤油かけちゃうおじさん」がいたので、せっかくだから店舗推奨の味付けで頂きます。

看板メニューの釜玉うどんの小(250円)、トッピングはちくわ天とじゃがいもの磯辺揚げ(各100円)。

じゃがいもはそのまま揚げたものではなく、煮崩れない程度にだしで煮たもの。それをさらに磯辺揚げにしているため、複雑な旨味になっています。

店内BGMは対決列島でも流れてたオルゴールっぽい曲。建物の建て増しを手作りでやったと思しき拡張の仕方といい、やはりここも手作りで広げて行った感じがたまりません。うどんや天ぷらはうまい。でも、もともとは家庭料理の延長、そんな雰囲気。

山越では、だし醤油やうどん玉の販売も行われていたので、だし醤油の小さい容器のものを買いました。
これ今自宅で使ってるんですが、かなりオススメです。釜玉うどんにはもちろん、ねこまんまや卵かけご飯も一味グレードアップした美味しさになります。
通販もしています

行列に並んで、うどん注文して、トッピング選んで、うどん受け取って、だし醤油かけてもらって、座って食って、最後はみやげ物売り場で買い物して退店。
うどん屋というより、ディズニーかどっかの遊園地のアトラクションのようでした。

最後は、「かなくま餅福田」。

もとは餅がメインの店だったのが、うどんも始め、挙句、香川名物アン入り餅雑煮にうどんをぶち込むという流れから、どう考えてもゲテモノ系としか思えないお店……だと思っていたのですが、今回行った中では私にはこの店が一番おいしかったです。

私が注文したのは舞茸天うどん(480円)。うどんつゆの色は薄く、関西系のうどんに見えます。

舞茸の天ぷらは半分は塩で頂き、もう半分はうどんに投入。

その他に、あまりにも美味そうだったので、おでんのタコと焼き豆腐(各100円)。どれも美味でした。

レジで会計をする時に、しょうゆ豆が売ってたので買ってきました。これがメシのおかずのもう一品によし、お茶受けによしという、目の前にあるとついつい食べてしまう系のやつ。
うまいけど地味。地味だけどうまい。こちらも通販やってるようですね。

次回があれば、アン入り餅雑煮うどんも食べてみようかなあ。しかし、今回行かなかったうどん屋にも行って見たい……

うどん屋は以上3軒ですが、もう一つ大事な食べ物があります。

ゆゆゆには未登場なものの、乃木若葉の第8話で「ひなvs.おや」のバトルが勃発した「骨付鳥」です。
(わすゆ2話に出てきたのは骨付鳥でいいんだっけ?)

今回訪れたのは、つるや近くの飲み屋「じゅじゅ庵」。
訪れた、というかぶっちゃけ、つるやにめちゃめちゃ近いので。

ここでは「おや」「ひな」ではなく、「親鶏」「若鶏」と分かれています(各840円)
注文してから焼きあがるまでにはかなり時間がかかるため、カツオのタタキなど食べて待ちます。
ちなみにカウンター以外の部屋は全部ふすまなどで仕切られた個室になっているので、居心地がとても良いです。

で、骨付鳥登場。

↑こちらが若鶏。いかにも鶏肉という柔らかさと食べやすさ、淡白な旨味が特徴


↑こちらが親鳥。鶏肉とは思えない、噛めば噛むほど出てくる濃厚な旨味が特徴

それまでに出てきたタタキなども割と美味しかったのですが、骨付鳥は別格でした。若鶏は味もあっさりめで骨離れもよく食べやすいのですが、親鶏の「肉を食っている」という征服感、スパイシーなだけではない味の深み、こんなに鶏肉とは美味いものであったのかという驚き。過去に食べた鳥料理の中でもトップクラスの美味しさです。
気がついたら(文字通り)骨までしゃぶり尽くす私がおりました。

ご馳走様。

若鶏はまだしも、親鶏は取り分けるのも難しいので、素手でガッとつかんでガツガツ食うことをオススメします。これをおかずに鶏めしを食うのが美味い、と乃木若葉にはありましたが、かなり難易度が高いと思われます。油も多いし、手もベタベタになるしね。
じゅじゅ庵では、残った油にキャベツやおにぎりを付けて食べるのがオススメだと書いてありました。注文する時に油少なめにもしてもらえるようです。

そんな次第で、骨付鳥を食べきってからの鶏めし。錦糸卵がかかっていて、やや親子丼の雰囲気。優しいお味でした。満足。

暗いのでピントが合わず。

次に香川を訪れる時も、この店じゅじゅ庵にするか、他の店にするかは分かりませんが、骨付鳥は必ず食うでしょう。できれば腹を空かせて、親鳥・若鶏の両方をしゃぶり尽くしたいものです。

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