適当に好きな洋楽アルバムを10枚選ぶ

なんか洋楽10曲選んで紹介してるサイトが話題に……有り体に言えばやり玉にあげられてるのを見てなんだかなーと思ったのと、直後にオススメのファミコンゲーム10個選ぶコンテンツを立て続けに見たので、よし私は好きな洋楽についてなんか書こうかなと。
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そもそもなんで洋楽を聴くのか、なんで洋楽と邦楽を分けるのか。
母国語じゃない言葉で歌詞が聞こえてきても、脳がモノ考える邪魔になんないんですよね。英語なら多少分かる部分もあるけど、日本語ほどじゃない。
逆にモノ考えてる時にメッセージ性の強い日本語の歌は相性が悪い。本屋で探しものしてる時に政治批判とかタップリ乗せた和製ヒップホップが流れてくるととりあえず滅べとか思います。

話がそれた。

そんなわけで、日本語じゃない言語の歌はインストゥルメンタル曲に近いんですよ。
流れてても気にならない。でもインストよりは人間味がある。そういう位置。
もっとも、例えばYMOもインストと英語歌詞の歌がほとんどだから、国で分けなくてもいいんじゃないかって気はしますが。
一応ここでは日本以外の国で出てて、日本語で歌われていない、程度のゆるい意味で「洋楽」ってことにします。
で、曲単位よりアルバム単位で聴く方が好きなので、アルバムを紹介します。好きなものを挙げてくだけなので順位も無いです。

oasis – (What’s the Story) Morning Glory? (1995)

oasisの2nd。oasisはこれと1st『Definitely Maybe』だけ聴いとけば良いんじゃないかと思います。
あと、WhateverとAcquiesceとLylaとStop Crying Your Heart Outと……意外と多いぞ。
1枚だけ選ぶなら間違いなくこの『(What’s the Story) Morning Glory?』。とにかく全曲メロディとボーカルが美しい。
10.She’s Electric のサビのところの裏声も良い。
ベストトラックは 11.Morning Glory カラオケで歌うとサビ連呼のあたりで死ぬ。

The Doors – The Doors (1967)

オルガンが特徴的。1.Break On Through (To The Other Side)からボーカルと共に暴れまくり。
ドアーズにはベースがいないんだけど、それにまったく気が付かないほど(私の耳がバカなだけかもだが)
6.Light My Fireの間奏部分がオルガンソロとギターソロの掛け合いになっていてカッチョ良い。
5.Alabama Song(Whisky Bar)みたいな2拍子の、いかにも古臭さを感じさせる曲もそれはそれで。
ベストトラックは 11.The End 演奏もボーカルも狂気を感じる暴れっぷり。

Underworld – Barking (2010)

他の曲も十分に良いはずなのだが、全部 3.Scribble に持ってかれる。カッチョ良い以外の感想が浮かばない。
ライブアルバムにしてベストアルバム『Everything Everything』やシングル曲Born Slippy NuxxやRezを超えるものはもう出てこないかと思ってたけど、出たね。

Queen – Innuendo (1991)

クイーンと言えばボヘミアン・ラプソディの『オペラ座の夜』やWe Will Rock You,We Are the Championsの『世界に捧ぐ』というのは百も承知で、この実質ラストアルバムである『イニュエンドウ』を挙げます。
どシリアスな 12.Show Must Go On や、勢いの良さが楽しい 3.Headlong も好きですが、ベストトラックはタイトル曲である 1.Innuendo です。
間奏のフラメンコギターがまたカッチョ良いんだ。

Mike Oldfield – Tubular Bells 3 (1998)

もう、マイク・オールドフィールドを「エクソシストのアレ」とか「ムーンライト・シャドウ作った人」と説明するのはイヤなんだ!

いや、この2曲ももちろん好きだし、Taurusシリーズとかも好きなんですが、一番好きなのはこの『チューブラー・ベルズ3』なんですよ。
7.Man in the rain は「ムーンライト・シャドウ」を彷彿とさせるボーカル曲。
10.Secrets は 1.The source of secrets のリプライズ、などとトラックこそ分かれているものの、アルバム全体で一曲という壮大な組曲。
タメにタメた後で奏でられる 11.Far above the clouds は、宗教とか神の類をまったく信じていない私ですら「神が降りてくる瞬間ってこんなんかもしれん……」と思うほど。
できればデカい音で、4スピーカー以上の環境で聴きたいアルバム。

Judas Priest – Painkiller (1990)

「重戦車が迫ってくるよう」と前にどこかのサイトで読みましたが、タイトル曲の 1.Painkiller のイントロのドラムはまさにそれ。
歪み切って逆にものすごいクリアに聴こえるギターといい、ボーカルの甲高さといい、この一曲だけで完全に持って行かれました。素晴らしい。
復讐の叫び(1982)』の 1.The Hellion~2.Electric Eye もそうなんですが、つかみは大事ですね。
ベストトラックはもちろん 1.Painkiller で。

DEVO – Something for Everybody (2010)

iTunes版だと4曲ボーナストラック入ってます。
そりゃDEVOつったら(I can’t get no)Satisfactionだし、Peek-a-Boo!だし、Jocko Homoだし、Beautiful Worldなんですが。

歴史的な価値抜きで、単純に「一番好きな音で鳴っているDEVO」って考えると、このアルバムになります。
ベストトラックは 1.Fresh 聴いてて嬉しくなってくるくらい、変わってないのに新しい。一音一音が楽しい。

Kraftwerk – Radio-Activity (1975)

リマスター盤が出てるのは知ってるんですが、私が聴いてないってのと、旧盤の黒いジャケットの方が好きなのでそっちを貼ります。
テクノポップ期に入る直前の、“実験的”クラフトワーク最後のアルバムだと思うのです。
なんかボツボツ音が鳴ってるだけの 1.Getger Counter といい、いろんな方向から声が聞こえる中でテキトーに音を鳴らしてるようにしか聞こえない 6.News や、ボコーダーで「エネルギー」を擬人化して喋らせてる 7.The Voice of Energy などなど。わけわからなくて素晴らしいですね。
ベストトラックは全部ですが、この実験満載なアルバムの中でポップさを醸し出してる数少ない曲の内のひとつ 4.Airwaves で。

ライブだとまた全然違いますね。

King Crimson – In the Court of the Crimson King (1969)

プログレ枠。しかもベタ。でも好きなので仕方ないです。
部屋まっくらにして聴くと沁みます。
ベストトラックは 3.Epitaph 今聴くとなんか演歌っぽい気もする。

Passion Pit – Gossamer (2012)

前にも書いたんですが、Passion Pit、すごい良いの。
先月3rdアルバム『Kindred』が発売されて(まだ聴いてない)、今年のサマーソニックにも出演が決定しているそうです。「そうです」って他所事なのは、まあ、私は行けないからなんですけど。
ベストトラックは 5.Mirrored Sea で変わらず。

3rdアルバムは今買ったので、今後この項目が書き換わるかもしれません。

あ、あと、全然関係ないですが、結城友奈は勇者であるのOP映像にニンジャスレイヤーのOP音楽を差し替えたMAD作りました。

BOOM BOOM SATELLITESも邦楽とか洋楽とか分けてもしょうがないよね。

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