カレーへの無駄なこだわり

毎日ではなく、趣味としてたまに料理をする程度の人にありがちなのが「俺はカレーにはうるさいよ」だという話を聞きます。
いやまあ、私がそうなんですが。

ルーは主にハウスのジャワカレー・スパイシーブレンドバーモントでもいいんだけど、とにかくハウスのやつがいい。

具はとりあえず玉ねぎだけを炒めます。弱火であめ色になるまでじっくり炒める……なんてめんどっちいので、中火で10分程度炒めて無理やりあめ色にします。
んでお湯入れてアク取り。具はすでに火が通った玉ねぎだけなので、すぐにルーを入れちゃってもOK。
焦げないように弱火で30分くらい煮て完成。
一杯分だけ残して、あとはタッパーに一回分ずつ小分けして、粗熱取ってから冷凍保存。

この作り方だと、冷凍したカレーを温め直すだけで、毎回作りたてのカレーが食えます。
よく、「2日目のカレーが美味い」という話を聞きますが、私は作った直後のカレーが一番好きなのです。

タッパーの最後の一個は別ブランドのルーでカレーを作る時のベースにします。
(どうでもいいですが、私はこれを「継承」と呼んでいます)
継承は一段階まで。二段階以上の継承を行うと、最初にベースにしたカレーがいつ作ったものなのかわかんなくなって怖いので。
「何十年も継ぎ足して作った秘伝のタレ」みたいなやつはご家庭でやると悲惨な結果になる気がします。

具には玉ねぎさえあれば、他は大したこだわりはありません。
野菜だったら人参・じゃがいもの王道の具材でもいいし、大根やかぼちゃというやや変化球も良し。
油で焼いたナスをごはんに乗せて、その上からカレーをかける、というのも良いですね。

肉だったら豚肉か鶏肉。牛肉はあまり使いません(高いから)
ソーセージ乗せても美味い。
目玉焼き乗せるのもいいですね。

揚げ物はスーパーのお惣菜コーナーを利用します。油ものは自分で作るのめんどいしね。
コロッケやメンチカツ、白身魚のフライあたりが定番メニューですね。
ココイチで食うと高いけど、スーパーだと安い時は揚げ物一個30円くらいだったりしますからね。金をかけずに贅沢なカレーが食えます。

スパイスはS&Bのスマートスパイスを中心に10種類くらい。
普通のS&Bの赤い缶のカレー粉はもちろん常備。

玉ねぎを炒める時のパウダー系。クミンとコリアンダーとペッパー、赤い缶のカレー粉。
煮込む時にはシード・ホール系。クローブとスターアニス、フェンネル。
食べる直前にシナモンとカルダモンにドライジンジャー、辛さが物足りなければガラムマサラを加えます。入れすぎて、涙を流しながら食う羽目になることもまれにしばしば。

パウダー系のスパイスは食べる直前に入れないと香りが飛びやすいんですが、本当はシードで買ってきて、使う直前にミルで挽いた方が強烈なんでしょうね。コーヒーとおんなじで。

あと、たまにやるのが、スプーンを使わずに手で直接食うということ。味は変わらないはずなんですが、まったく別のものを食っている感覚になります。
これは自宅で作るからこそできる食べ方ですね。店じゃ絶対無理だ。ナンとか食うときは普通なのにね。
なお、指からは2日くらいスパイス臭が抜けません。要注意。

しかし結局のところ私がカレーを食うのにおいて一番こだわってる点って、カレーを食った後にチャイを淹れて飲むことではないか、と思います。
美味いんだよねえ、カレーの直後のミルクティーって。スパイスもクローブ、カルダモン、シナモン、ドライジンジャーと、カレーと同じものが流用できるし。

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